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コラム
小児矯正の費用はどのくらいかかるの?
子どもの歯並びが気になるけど、矯正治療費や保険などについて疑問に思っている親御さまは多いのではないでしょうか。
このコラムでは、大人と子どもの歯列矯正治療の違いや目安となる矯正治療費の相場をご紹介します。また、その他費用に関することについてもご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
contents
・大人と子どもの歯列矯正治療の違い
・小児矯正治療の費用相場
・小児矯正治療から成人矯正治療
・その他、費用に関すること
大人と子どもの歯列矯正治療の違い

小児矯正治療は1期治療や準備矯正と呼ばれ、治療時期や生え変わりの程度により成人矯正治療(2期治療、本格矯正)の前に行う歯列矯正治療のことを指します。
小児矯正治療(1期治療、準備矯正)
乳歯と永久歯の両方が存在する6~12歳頃に治療を開始。 (骨格や歯並びの状態によっては、4~5歳 から開始する場合もあります。気になる方はかかりつけの歯科医師にご相談ください)
小児矯正治療の主な目的は、乳歯からスムーズに永久歯へと生え変わる為のスペースの確保や口まわりや顎の骨、筋肉のバランスを整える治療がメインです。
成人矯正治療(2期治療、本格矯正)
すべての歯が永久歯に生え変わった12歳頃を目安に治療を開始。 小児矯正治療(1期治療、準備矯正)では顎の骨をコントロールして歯並び改善の土台をつくり、成人矯正治療(2期治療、本格矯正)では歯列そのものを整えます。 1期治療で合格点までもっていき、2期治療で100点満点を目指すイメージです。
小児矯正治療の費用相場
小児矯正治療の費用相場は40万円~60万円程度と大きく異なります。
大きく異なる主な理由として、
- ・矯正治療方法の違い
- ・毎回の処置料が別途必要
- ・治療後の保定期間は処置料が別途必要
- ・矯正治療に使用する装置代が別途必要
などがあります。
小児矯正治療から成人矯正治療へ

小児矯正治療(1期治療、準備矯正)を終え、すべての歯が永久歯に生え変わった12歳ごろを目安に成人矯正治療(2期治療、本格矯正)が始まります。 小児矯正治療を受けられた方は、同じ歯科医院で成人矯正治療へすすむと治療費が割引きになることがありますので歯科医院でご相談される際にご確認下さい。
小児矯正治療でかかるそのほかの費用
小児矯正治療では、矯正治療費以外にもさ まざまな費用がかかります。代表的な費用とその相場をご紹介致します。 治療費に含まれていることもありますので、歯科医院でご相談される際にご確認下 さい。
- A.初回カウンセリング 無料~5,000円程度
- B.矯正前の精密検査・診断料 20,000~50,000円程度
- C.矯正装置料 6,000~30,000円程度
- D.矯正処置料調整料 来院時に毎回3,000~10,000円程度
- E.矯正終了後の経過観察料 来院時に毎回5,000~10,000円程度
- F.2期終了後の保定装置(リテーナー) 20,000~50,000円程度
なお、矯正中に抜歯が必要になった場合の費用は、全額自己負担となります。抜歯にかかる費用の相場は、5,000~10,000円ほどです。
「トータルフィーシステム治療費定額制」を採用している歯科医院では、C~Fを含めた全ての矯正治療費をご契約前に提示されるので、追加費用のご心配がなく安心で す。
その他、費用に関すること
①保険適応症例
矯正治療は基本的に保険適用外ですが、先 天性の疾患など歯科医師の診断により保険適用できる場合があります。
②医療費控除
小児矯正を受けた際の費用は、医療費控除の対象となる場合があります。 医療費控除とは、治療を受けたお子さまだけでなく、ご家族の医療費を合算して確定申告すると、税金の一部が控除される仕組みのことです。 控除対象となるのは、発育段階にあるお子さまの成長を阻害しないようにするために 行う不正咬合の歯列矯正のように、矯正治療が必要と認められる場合の費用です。 詳しくは税務局または国税局HPをご覧ください。
③デンタルローン
治療費を一括で支払うことが難しい場合 は、デンタルローンの利用も検討しましょう。 歯科医院によっては18回までは無利子など、カードローンよりも好条件で借りることができます。 一般的に歯列矯正治療費は保険適用外のため高額ですが、お子さまのその後の長い人 生を考えるとご検討される価値は充分にあると思います。 美しく健康的な歯並びは親が子どもに贈る ことができる、ひとつの財産でもあるのです。
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